ネパールの翻訳は難しい?日本語からネパール語に翻訳を依頼する際の注意点
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こんにちは!ワークシフトの海外ビジネスサポートチームです。
今回は主にネパール語の翻訳について、ご紹介していきます。
ネパールとの取引をする際などにはネパール語の翻訳や通訳が必要になります。
ネパール語が話されている地域は?
ネパール語はその名の通り、主にネパールで話されている言語です。ネパールは多民族国家であるためネパール国民全員が使用している訳ではないのですが、ネパールの国内以外にもインドの北東部やブータンでも主に使用されている言語です。
ネパールの話者数は約1600万人です。ネパールを中心に上記でご紹介した地域で使われている言語です。
一方、ネパールの総人口は約2600万人です。多民族国家のネパールでは主要言語以外にも地域や民族により様々な言語が使われており、日本のように国民の統一言語があるというわけではありません。そのため、ネパールの人口とネパール語の話者数には違いが生まれています。ネパールでは大まかに90もの言語が存在し、地域や民族ごとに話されています。
ネパールには多くの言語が存在するため日本語からネパール語に翻訳する際には、ネパール国内の言語のうち本当にネパール語に翻訳するのが正しいのかを確認する必要があります。
ネパール語で使われている文字は?
ネパール語ではインドでも主要言語に使われているデワナガリ文字が使われています。ヒンディー語でもこのデワナガリ文字が使われています。ただ、ヒンディー語とネパール語では文字の用法が若干異なるので注意してください。
ネパール語と日本語ではいくつかの共通点があります。日本語のひらがなカタカナもデワナガリ文字も、1つの文字には1つの読み方しかありません。例えば英語ではアルファベットの「A」は単語や使い方によって「エー」「エイ」「ア」などと読み方が変化します。それに比べて日本語のひらがなは例えば「あ」は「あ」としか読まず、他のひらがなやカタカナも同様です。日本語の場合、漢字は状況によっていくつかの読み方があります。
日本語と似ているネパール語の文法
ネパール語は日本語と比べて類似している点がいくつかあります。 まず、上記でご紹介したように1つの文字には1つの読み方しかない点が挙げられます。 また他にも文法の面でも日本に似ており、主語から始まる語順も日本語と同様です。 日本語では主に主語-目的語-述語の順番で話されます。
日本人が英語をはじめとするヨーロッパ系の言語を習得する際にはこの語順の違いに苦労しますが、ネパール語ではこの語順が日本語と同じになります。
またネパール語には尊敬語が存在します。尊敬語とは主に主語により動詞の語形が変化する規則です。日本語には多くの尊敬語が存在し、外国人が日本語を習得する際に苦労するポイントとなっています。
ネパール語にも同様に尊敬語が存在し、会話の対象者によって適切な形式が変化します。
英語や中国語にははっきりとした尊敬語はなく、世界の主要言語と比べても日本語とネパール語は似ていると言えます。
ネパール国内では他にどんな言語が話されている?
ネパールではネパール語の他に一部の地域では英語も話されています。教育が先進的で観光客数も多い都市部では日常会話レベルでは英語も通じます。ネパールでは私立学校では英語学習を積極的に取り入れている学校が多いためです。
ネパールでは国内における雇用の需要が大きいわけではなく、海外に仕事を求めることが多いという実情があります。また観光業も盛んであることにより国内外で海外諸国との取引が多いことから、仕事の場で英語を求められます。このような背景もあり、子供の頃から英語を習うことの重要性が高まっています。
またネパールは歴史的にイギリスとの関わりがあります。また国際被援助額はイギリスが1位となっており、ネパールにもっとも経済援助を行なっている国はイギリスとなっています。
開発途上国であるネパール国内の経済状況は?
ネパールは開発途上国であり、まだまだ経済成長する余地が眠っている国と言えます。1人あたりのGDPは8万円ほどで、就労人口の約66%が農業に従事しており、これらの数字からもネパールが開発途上国であることがうかがえます。
他にも国内産業としては観光業が盛んで、GDPの4%を占めます。ネパールはエベレストを中心とした世界でもっとも険しい山岳地帯を有しており、継続的な観光ニーズを惹きつけることに成功しています。実際に、有名な山岳地帯付近の住民の生活水準は、有名ではない山岳地帯の住民よりも豊かな生活をしているとの調査もあります。
経済成長率は約3%前後を推移しており、物価上昇率は7%ほどです。
緩やかに成長している開発途上国と言えるでしょう。
主要な貿易相手国は輸出入ともにインドが第1位となっており、文化的地理的な距離以上に経済的にも近い存在と言えるでしょう。日本人にとってもネパールとインドは近い存在だという認識があるかもしれません。主に都市部ではカレー屋さんが多数出店しており、その中でもインドカレーとネパールカレーの違いを見分けられる人は少ないと言えます。
ネパール語を翻訳するには両言語を扱える人材に依頼する
ネパール語を翻訳するには、ネパール語と日本語を理解できる翻訳者に依頼する必要があります。 また都市部に住むネパール人は英語も同時に話すことができるため、日本語を英語に翻訳したものをネパール語に翻訳してもらう方法もあります。 ただ、英語を挟むと翻訳の精度が落ちるため、可能な限り日本語からネパール語へ直接翻訳することが望ましいです。
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