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通訳を依頼する際にかかる費用や料金はどれくらいが一般的?
目次
こんにちは、ワークシフトの海外ビジネスサポートチームのアランです。
海外へ向けたビジネスに関する情報発信やサポートを行っています。
今回は通訳にどんなことが依頼できるのか、具体的な料金価格や依頼の流れまで含めて検討していきます。
そのほかにもワークシフトでは通訳を依頼する際のノウハウを記事にまとめています。
通訳依頼時には様々な会社やサービスがありますが、どのような場面でどれを利用すればいいかはこちらの記事を参考にしてください。
> 通訳を依頼できる会社や企業、サービスにはどのような違いがある?
ビジネスでの利用シーンが多い、アメリカでの通訳依頼時の費用や注意点をまとめています。
> アメリカで通訳が必要になった際に必要な費用や考え方
文化的な交流のある日本とフランス間で通訳が必要が場面があります。依頼方法や通訳者の探し方をご紹介しています。
> フランスで通訳が必要になった際に必要な費用や考え方
通訳や翻訳をはじめとした海外でのビジネスでは、現地の商習慣やビジネス環境を知ることで新しいビジネスのヒントを得ることができます。世界中にいる現地の専門家を活用することで、そうした機会を次のビジネスのヒントにすることができます。
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通訳で実際に依頼できる業務とは?
技術革新が進み、翻訳AIは急速に進化しています。いまやスマートフォンがあれば簡単な自動翻訳やそれを介した通訳が可能な時代となってきています。しかし、機械翻訳の進歩が著しい現在でもなお、言葉を訳し変えて伝えるということは色々な文脈や表現を理解することが求められます。たしかにスピードや多言語という点では機械は非常に優れていますが、文脈理解や情緒的な表現などの点はまだまだ人間の通訳が必要となる場面は多いでしょう。何より、これだけ翻訳・通訳技術の発展が求められるということは、グローバル化以降必然的な動向です。では、通訳はどのような場面で、どのような形で必要となるのでしょうか。またそれにかかるコストはどれほどのものでしょうか。
旅行・ビジネスシーンでの通訳
旅行での通訳
例えば個人旅行や団体旅行の場合、ツアーやパッケージの一端として通訳がガイドを兼ねる形で同行することがあります。旅行における通訳ガイドの役割は通訳よりガイドの方に重きが置かれる部分もあります。日本では観光庁の代行としてJNTOが国家試験として「全国通訳案内士試験」を実施しており、これをパスした全国通訳案内士はプロの観光ガイドとして訪日外国人旅行に有償でガイドすることができます。
一方、近年では東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、通訳ガイドの人手不足や言語対応ニーズとのズレから業務独占規制が廃止され、研修を受ければ通訳案内業ができるようになるなど、規制緩和が進んでいます。政府は外国人留学生や留学・海外勤務経験者が通訳ガイドを担うことを想定していますが、本来語学能力だけでなく、日本の歴史や文化、魅力に精通していることが求められる通訳ガイドの質の低下が問題視されています。
ビジネスでの通訳
ビジネスにおいても、実に様々な場面で通訳が必要となってきています。社員やクライアントだけでなく、株主にも外国人が関わっているケースが出てきています。そして何より、ビジネスには言葉が必ずと言っていいほど介在する以上、通訳はあらゆる場面でニーズがありうるのです。以下ではそれぞれのニーズごとに通訳がどのような場面で必要になるのか見ていきます。
アテンド
海外への/からの訪問・視察をおこなう時、あるいは海外からの来客を空港まで送迎する時、現地での会話をよりスムーズにおこなうためにアテンドとあわせて通訳が必要となります。来客にとっても、あるいは自分たちが現地に行く場合でも、通訳を介して母国語で会話出来る方が、細かなニュアンスを伝えたりストレスもかからなかったりとメリットも多くあります。このような通訳は、単に来客へのアテンドにとどまらず、現地での市場調査や訪問・視察先でのインタビュー、あるいは訪問・視察先での社内研修にも同行することがあります。
企業説明・展示会
グローバル化した企業において、社内会議や対外的な企業説明が国際化しているケースも多々あります。例えば株主総会、決算説明会、取締役会、IFRS(国際財務報告基準)関連セミナー、IRカンファレンスといった各種の企業説明が必要な場面において、それぞれの専門分野に適した通訳の同行が求められることがあります。こうした大々的な企業説明の場合、外国人の取締役や社員、海外在住の株主などが参加するケースもあるため、後述する同時通訳やウィスパリング通訳といった対応が取られることがあります。また、企業のトップや部門責任者が外国人である場合などは、逐次通訳によって現地社員に説明を伝えることもあるでしょう。
大型見本市・展示会・商談会といった場において、大々的に企業や地方自治体のサービスや製品を売り込む際、その魅力を十分に伝えるためにも通訳は欠かせません。ときに説明員や現地コーディネートを兼ねつつ、細やかな説明や売り込み、あるいは商談のアポイントを取る場合には、母国語で話して通訳してもらう方が精確にニュアンスを伝えることができます。
一般的な商談・交渉
視察・訪問や市場調査を経て、実際に企業説明や展示会などでの売り込みをおこない、いざ商談・交渉にいたった時にも通訳は重要となります。交渉において言語面での不安があるというケースはもちろんのこと、例えばライセンス交渉・契約の監査といった用語面での専門知識や正確性が要求される場面では、当該分野に精通する優秀な通訳がいることによって認識の齟齬を避けつつ、双方納得のいく内容での契約を交わすことができます。
国際会議、レセプション
この項目はビジネス以外の場面において多く見られるニーズですが、例えば海外の要人を招いてのレセプションや国際的な経営戦略会議といった場面においても通訳は必要となります。特に閣僚級会合や大臣の海外出張、二国間協議のような政治会談において、不適切な発言や不正確な言葉は争いの火種にすらなりかねません。専門知識もさることながら場面にあわせた適切な言い回しや対応が求められる点で、通訳は重要な役割を果たします。また、学術系の国際シンポジウムにおいても専門知識が要求されるという点で通訳は重要です。特に人文社会科学系のように、必ずしも英語が共通言語となっていない分野のカンファレンスや、自然科学でも最新テクノロジーをより広く伝えることが求められる場面では通訳が果たす役割は大きなものとなります。
海外での通訳の依頼方法に関して、もしくはサイトの使い方に関してお困りの場合にはお気軽にお問い合わせください。ワークシフトのスタッフが無料でご案内いたします。
ワークシフトでご提供している通訳サービスをご紹介いたします。通訳の依頼をご検討されている場合は以下のページよりご参照ください。
現地在住者による通訳サービス
通訳と翻訳は求められるシーンが異なる
ここまで、通訳のニーズについて検討してきました。同じ異なる言葉を訳して伝えるという営みの中には翻訳というものがあります。では、両者はどのように違うのでしょうか。
おおまかに言ってしまえば、通訳は話し言葉を、翻訳は書き言葉をそれぞれ訳して伝えるものとなります。こうした性質上、通訳は業務中、クライアントと同席している必要があります。一方、翻訳は成果物を納品することができるのであれば、クライアントと必ずしも同席する必要はありません。また、通訳は言語や地域、実際に依頼する際の拘束時間といった要素によって価格が異なりますが、翻訳は基本的に文字数・ワード数や専門性のみで料金が決まります。
通訳サービスの価格や相場はどれくらい?
言語や地域、日程によって通訳の料金は異なる
基本的には通訳を頼む地域の労働賃金をベースに価格は異なります。 通訳業務の料金は、実働時間だけでなく拘束時間数によって価格が異なります。例えば、拘束4時間までであれば半日料金、拘束8時間(実働7時間、休憩1時間)までであれば終日料金といった形で価格設定がなされており、所定の拘束時間を超えると延長料金が別途かかります。一方、長期研修や長期間の展示会など、連続して長期間通訳業務を依頼する場合、通訳料金が割引されるケースもあります。
専門知識によって価格が異なる
医療や法務、会計、学術分野など、特定の専門知識が要求される通訳は日常会話レベルの通訳と比べて価格が高くなります。また、勤務経験年数によっても習熟度が異なるため、キャリアの長い通訳に依頼する場合にはいうまでもなくキャリアの短い通訳と比べて価格は高くなります。どれだけ細かな内容をより正確に伝えるか、通訳を要するニーズに応じて専門知識やキャリアの長さを設定することで、依頼にかかるコストを抑えることも可能となります。翻って言えば、専門性などにおいて高度な要求をする場合には然るべきコストをかけないと望むような成果は得られないということです。
形式やシーンによって費用は様々な形式
ビジネスの場面において利用される通訳には、大きく分けて3つの形式があります。
① 同時通訳:通訳者はブースで発言者の声を聞きながら、同時にマイクを通して通訳音声を送る。聴衆はその音声を受信機で聞く。音響機材や専門機器が必要となります。機材の貸出をおこなうケースもありますが、基本的には通訳を依頼する会場に備えてあることを確認するなど、依頼者側が用意する方がコストはかかりません。
② 逐次通訳:発言者が適度に区切りながら発言し、通訳者がその都度訳すことを繰り返す形式です。発言者と同じ機材を利用する、あるいは隣でマイクを持って話すといった形になるため機材などの準備は同時通訳と比べて大がかりにならず、コストもかかりませんが、同一内容を繰り返す通訳形式となるため発言の約2倍の時間がかかります。
③ ウィスパリング通訳:通訳を必要とする相手の近くでささやく程度の声で通訳する形式です。簡易な機材を用いて複数名におこなうこともありますが、基本的には通訳が必要な人数が少ない場合に有効です。 基本的に形式そのものによって料金が変わるわけではありませんが、形式に付随して必要な機材や依頼する通訳のレベルと人数が変わります。そのため、どのような場でどのような通訳を依頼するかにあわせて予算を審議する必要があります。
交通移動、宿泊の有無によって料金や費用は異なる
当然のながら、通訳料金とは別に通訳の移動や交通・宿泊にも費用はかかります。通訳現場までの往復交通費はもちろん、宿泊を伴う業務となる場合には通訳実施時間にかかわらず宿泊費用を依頼者側が負担する必要があります。
また、例えば遠方での通訳業務となる場合、移動中の拘束時間にかかる料金として移動拘束費という手当が別途必要となる場合があります。他にも、海外との仕事では時差の関係上、現地の深夜や早朝に通訳業務を依頼するケースがあります。そのため、こうしたイレギュラーな時間の業務には割増料金が必要となる場合があります。
こうした通訳料金とは別途かかる費用についても考慮した上で依頼金額を検討する必要があります。
通訳時に扱うコミュニケーションのタイプで料金は異なる
ここまで、通訳にかかる費用がどのような要素によって料金設定されているのかについて見てきました。ここからは、通訳の仕事を依頼した場合、どのような価格になるのかを具体的に見ていきましょう。なお、以下で示される料金は欧米および日本で通訳を依頼した場合の参考価格となります。
国際会議、レセプション
半日で10〜20万円、一日で15〜30万円
商談・交渉、企業視察
半日で5〜10万円、一日で10〜15万円
企業説明・展示会
半日で5〜10万円、一日で10~15万円
現地アテンド
半日で5〜10万円、一日で10~15万円
通訳を依頼する際に事前の費用見積もりは必要?
上ではいくつか具体的な仕事例について料金設定を見てきました。しかし、これらはあくまでもどのような計算で価格が決まるかのモデルケースに過ぎません。言うまでもなく、実際に通訳を依頼する際には上の例とは異なった条件や設備、依頼内容になることが考えられます。また、依頼するにあたっても予算をどの程度に設定しているのかによって、提供できるサービス内容が変わってきます。
費用に見合った納得のいく通訳を依頼するには、事前に見積もりを請求することが重要です。見積もりを取る際には実際に業務がおこなわれるよりも早い時期に請求する方が良いでしょう。なぜなら、通訳スタッフの日程調整や、大きな会議などの場合は原稿の確認や段取りの打ち合わせなどが必要となることや、また万が一通訳スタッフが病気などで稼働出来ない場合の予備人員の確保を含め、事前準備に時間がかかるからです。また、早めに見積もりや条件をつめておくことで、不測の事態におけるトラブルを防ぐことにもつながります。
具体的な条件や料金などについては是非一度ご相談ください。
通訳に依頼するまでの流れは?
ここまで、通訳に依頼できる業務内容や価格設定の条件、具体的な場面での費用感などについて見てきました。最後に、実際に通訳を依頼するまでの流れについて説明します。
以下ではワークシフトの(依頼の流れ)に沿って説明します。
まずはじめに、電話やメールなどでお問い合わせいただき、日時場所、通訳する言語(ex.日本語⇔英語、英語⇔マレー語)、通訳形態、仕事の目的・背景、ご予算やその他ご希望等について詳しくお伺いします。お問い合わせ段階でいただいた依頼内容をもとに、まずは概算のお見積もりを提示させていただきます。
正式にご依頼をいただいた後、適任となる通訳者を募集し、この際に料金や条件の詳細、ご不明な点についても確認いたします。通訳者を採用しましたら、料金を事前にご入金いただきます。こちらは業務完了した時点ではじめて通訳者に支払われます。集合日時や場所、事前打ち合わせ等について通訳者と直接ご相談ください。また、業務内容にもよりますが、当日の発表原稿や配付資料といった、関連資料がある場合には事前に通訳者へ提示しておくことが事前準備や通訳内容の理解につながるため、より高いパフォーマンスでの業務遂行には欠かせません。
当日の通訳業務が終了した後、お客様より通訳者に対する評価をいただいております。通訳者に対する次回以降の業務依頼にも関わるため、何卒ご協力下さい。
ワークシフトでは通訳以外にも翻訳や海外の現地調査など、専門知識を持った海外在住者にビジネスシーンにおける様々な業務を依頼可能です。これまでの依頼件数は6000件以上。お気軽にご利用ください。
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