Mさんの場合
Mさんは22歳です。書くのがすきで、中学生のころからパソコンをいじってブログを書き上げてきました。 大学に入ってからは、そのまま、色々なベンチャー企業で、ライティングの仕事を請け負うようになりました。
基本的には、業務委託といった形なので、月に決めた記事の本数でお金をもらっています。 そんなある日、インターネットサーフィンをしていると、クラウドソーシングという文字が飛び込んできました。 「最近20代の女性に流行の服についての5000文字の記事を募集!5つ行きつけの店をあげ、それぞれの商品に対する感想を書いてください。採択者には3000円。」 こんな仕事が結構沢山ありました。
最近、ヨーロッパ旅行をしたいと思っているMさんはお金が足りません。 今までのライティングだけではお金が足りないし、バイトも時間が決まっている。 空いた時間に、しかも好きなライティングという仕事でお金を稼げたら。 さっそく、サイトに登録をして、使い始めてみることにしました。
好きなこと、得意なことを仕事にできるって楽しい。 しかも、時間制ではなくって成果制だから、どれだけ自分が仕事を頑張ったかで時間は気にしないでいい。 やりたいこと、やらなくちゃいけないことが沢山あるMさんにとってはもってこいの仕事でした。 さっそく、普段通っているお気に入りのカフェで作業を始めます。
もともと読書ブログを付けているMさんは、最近書いた自分の記事を引っ張ってきて、参考に書き始めました。 結果的に、仕事は1時間程度で仕上がり、企業からもすぐに採択の通知を受けることが出来ました。
ところで、これを頼んだ企業側はどういった気持ちでこの仕事を頼んだのでしょうか? 実は、その企業は20代女性向けの新しいブランドを展開しようとしていたのです。 そして、その市場調査として、広く国内の女性にどんなブランドの服が人気なのかの情報を集めていたのでした。