フリーランスで仕事をする最大の特権はクライアントや仕事、場所を選べる自由です
ワークシフトをご利用の皆様、 私はこの文章、私自身のライフストーリーをエール・フランスのビジネスラウンジで、パリからローマへ向かう飛行機を待つ間に書いています。初めての渡仏ではありません。フランスを訪れた理由は、実は日本と私の多言語スキルに関係があります。私は有名なフェニックス・サーカスでおこなわれる第40回『フェスティバル・デュ・シルク・モンディアル・ド・デュマン』へ参加し、大道芸ワールドカップin静岡のための最も素晴らしいショーを選び、アーティスト達と交渉するために来た日本人パートナーのお手伝いをしていました。文字通り、私の今の人生はバーレスクのように色鮮やかです。まるでメインスポンサーから饗されたスパークリング・ワインのように。
私は今でも2003年を思い出します。この年の父の誕生日に、私は初めて日本での労働ビザを取得したことを家族に告げました。そして一週間後、私が乗った飛行機は東京の地に降り立ちました。
その1年前の2002年、国際経済関係論と日本語の修士号を取得しました。さらに6年前の1997年、私はタラス・シェフチェンコ記念キエフ国立大学の国際関係学研究所に入学し、日本語を学ぶことを決めました。
仕事に学業、旅行と計7年を日本で過ごしました。そのうち4年間は在日米軍基地であるキャンプ座間で過ごしました。そして3年間は、東京にある国際的な電気通信事業者のロシア・東欧諸国向けマーケティング部門でフルタイムで働きました。
私のプロジェクト・マネジメント経験として、国際的な美術展覧会である第49回ヴェネツィア・ビエンナーレでのウクライナのプロジェクトを首尾良く成功させましたことがあります。 また2010年から現在までの8年間、在ウクライナ日本国大使館にリサーチャー兼政務班の外交アシスタントとして正式に雇用されています。
私はさまざまな形でとても「ジャパナイズ」されているように感じます。日出づる国は私の人格形成に明らかに影響しています。最後の桜が咲き、花びらが春風で木から舞い散るのを見ると、私は心から目頭が熱くなります。
私は世界を旅しました。オーストラリアではコアラとカンガルーにハグし、スリランカやウズベキスタン、そしてもちろん日本で結婚式に参加しました。最も小さなルクセンブルクやモナコを含め、ヨーロッパのほぼ全ての国を訪ねました。そして、ニューヨークからホノルルに至るまで、アメリカ各地を探訪しました。
私は行政や事務管理、顧客対応、通関、報道関係や編集業務に長年従事してきました。しかし心の内では、私は語学者です。新たに訪れた街の地下鉄駅に立つたびに、周りで話される言葉を聞き分けずにはいられません。
もし近くにいる人が私が仕事で使っている言語(英語、日本語、ウクライナ語、ロシア語、ポーランド語、オランダ語)で話していたら、頭の中で他の言語に翻訳します。これは学生時代、年配の先生から受けたアドバイスですが、今も通訳スキルの改善にとても役立っています。そして、このアドバイスが若い世代の通訳やフリーランサーに伝わることが幸せです。どれほど肩書きが優れていようとそこに安住することなく、常に自分の専門領域の新しいことを学び続けてください。
私は1999年からフリーランスをかれこれ20年ほど続けていますが、オフィスでのルーティン生活から離れたい時やもっと旅行したい時、あるいは子ども達と家で過ごしたい時といった、常勤のキャリアとのギャップを埋めることが出来ています。
フリーランスとリモートワークは、人生における仕事と家族のバランスを取る上で素晴らしいものです。また個人的にはクリエイティブな人にとても合っていると思います。なぜなら肉体的、精神的そして感情的なプレッシャーが少なく、より柔軟な働き方が出来るからです。何より、フリーランスで働くことでより多くのインスピレーションと情熱を得ることが出来ます。
フリーランスで仕事をする最大の特権はクライアントや仕事、場所を選べる自由です。例えば、あなたは自身が“パソコン片手の生活”を送る場所を選ぶことが出来ます。もちろん、ワークシフトを通じて働くことで、これまで挙げた利点全てを得ることが出来ます。私がワークシフトに登録し、私の将来をフリーランスで仕事をすることへつなげた理由です。
ワークシフトと働く中心的なメリットは、個人事業者であることの明らかにポジティブな側面だけではありません。ワークシフトは起こりうる不利益、フリーランスで仕事をする上でのネガティブな側面をよくカバーしてもいます。なぜなら、あなたの報酬はクライアントに成果物が渡る前に支払われているからです。そして、仕事が完了し、検収を受け、受領された後、日本国内ないし世界中の引き出しやすい銀行口座へと送金されます。これはとても素晴らしいことです!歴史的に見て、名前と評価は日本において大きな意味を持っています。好都合なことに、このことは日本の現代のビジネスにおけるリアリティにおいても変わらない事実です。日本のクライアントであれ、私のような海外の受託ワーカーであれ、ワークシフトは十分信用に足ります。