私の作品でみんなに笑顔を届けたい
シンプルな毎日を送っています。早朝5:50に起き、長い1日に備えます。電車で2時間通勤するのですが、通勤時間のサンパウロはカオスです。地下鉄は混むのでスマホを握りしめながら日本語を勉強しています。
オフィスにつき仕事を始めると夢中です。時間が経過をほとんど感じません。お昼休みにはゲーム開発を勉強し、個人的に進めているプロジェクトも進めます。昼休みが終わったらイヤホンをつけてまた仕事に取り掛かります。
ホームオフィス
午後7時にはオフィスから帰宅します。帰宅途中の電車で少しだけ休憩して、日本語の勉強を再開します。これは私の人生の対照的なところです。ブラジルには様々な問題がありますが、私の仕事で笑顔になる人が増えたら嬉しいですし、それをもとに頑張れます。
一方、週末は楽しみなことばかりです。土曜日は婚約者と新しいレストラン探しや買い物、ゲームなどを楽しみます。日曜日は個人的なプロジェクトを進めるか、ゆっくりゲームをして過ごします。また、アニメや漫画を見たり時には自分で描いたりすることもあります。週末は日々の暮らしのなかで素敵なひとときです。
幼い頃から日本に憧れがありました。子供の時は日本語が全くわからなかったのにも関わらず日本のゲームでたくさん遊んでいました。父親がゲームセンターを経営していたので、小さい頃はそれらゲームで遊び、少し成長してからはアニメにハマりました。
日本のポップカルチャーからとても多くの刺激をもらいます。アニメ雑誌の鮮やかな色彩や美的感覚、人々のエネルギー、日常生活の様子などは私のインスピレーションの源となっています。
絵を描くこともあります
これまでの経験や経歴を教えてください
2010年からグラフィックデザインの仕事をしています。地元にはアニメやゲームを学べるところがなかったのでグラフィックデザインを選びました。当時絵を描きたかった私にとって、唯一の選択肢がデザインでした。
2012年から仕事を始めました。当時は広告の学校に通っていたので、午前中は学校に通い、夕方に仕事をするような生活です。それから3年後の2015年にゲームについて学ぶチャンスがあり、ゲーム開発のプロジェクトのために通っていた広告の学校を辞めることになりました。
プロフィール画像
2015年から2018年まで、3段階昇進しました。上司は私のことを気に入ってくれたのですが、週7日休みなく働くのは大変でした。ブラジルでの広告の道は簡単ではありません。山のように仕事があり、一方で自分のために使える時間は少ないのです。グローバルブランドの仕事をして、賞をいただき(フランスで行われた表彰式には出席できませんでしたが)、メディアに自分の名前が出ることもできました。
しかし、この状況は私が本当に求めていたことではありませんでした。アートディレクターとして自分の人生の多くの時間を費やしましたが、それでもあとには虚しさしか残りませんでした。
2018年からゲーム開発会社でリードデザイナーとして1年半働きましたが、さらなる勉強や自分のプロジェクトに時間を使うために2019年にその職も辞めました。 しかしその後ブラジルは新型コロナウィルスが流行したため、当初の計画を変えざるを得ず、現在は広告制作に戻っています。
職歴を教えてください
これまでの経歴
2010 フリーランスのデザイナー
2012 ジュニアデザイナー
2016 シニアデザイナー
2017 アートディレクター
2018 リードデザイナー
2020 アートディレクター
これまでずっと小さなスタジオで仕事をしてきました。ブラジルで大きなスタジオで働くには人生の多くの時間を捧げなければならないので、小さなスタジオを選びました。そして小さなスタジオでいくつかの実績を残すことができました。
2012 注目のアーティスト(Computer Arts Br magazine)
2017 ベストデザイン賞(Ticket Log sales campaign, France)
2017 活躍したアーティスト(Cartdge.com)
スキルはどのように学びましたか?
全て大学の先生に教わったことから始まっています。大学は卒業できませんでしたが、良い先生たちに囲まれ、専門分野の学位は取得しました。
インターネットを通して学んだこともたくさんあります。常に新しいことを取り入れようとしています。個人的に進めているプロジェクトを深めるために様々なことを学びスキルを磨いていく必要があります。
趣味のギター
ワークシフトを始めたきっかけは?
アジアの商習慣に興味があり、また仕事を得るためにワークシフトで働き始めました。Googleで検索している際にワークシフトを見つけ、会員登録しました。
フリーランサーとしての働き方はライフスタイルにあっていますか?
毎日の勤務後、家に帰ってからフリーランサーとして働き始めました。何年もフリーランサーとして働いてきましたが、フリーランサーだけで生活するようなチャンスはまだありません。近いうちに完全なフリーランサーとして仕事をすることができるようになると思います。
サンパウロでの生活はコストがかかるので、家計をサポートするためにフリーランサーとしての仕事を続ける必要があります。父親が亡くなってからはフリーランサーの仕事に助けられてきましたし、2つの仕事を掛け持ちすることにも慣れました。
将来の計画はありますか?
ゲーム開発者として日本に住むのが夢です。今取り組んでいることは全てこの夢を叶えるためのものです。ワークシフトとの関わりも同様です。もっと多くの仕事に取り組んでいきたいです。
また婚約者と結婚するために節約もしています。ブラジルは物価が高いので多くの収入を得るためにさらに働く必要があり、ワークシフトも大事な収入源です。
婚約者と七夕で
ワークシフトの印象は?
正直なところ、ワークシフトで仕事を得るのは難しいと思っていました。ブラジルにも同様のサイトは数多く存在し、とても競争率の高い状態です。受注できる対象としてサイトに表示されるのはほとんどがプレミアムユーザーです。
ワークシフトで初めて仕事を始めてから多くの時間を費やしています。楽しく挑戦しがいのある良い経験を積むことができています。これからもワークシフトでの仕事が楽しみです。
仕事に応募するのは難しくありませんでしたか?
応募は簡単にできました。サイトも使いやすいですね。
新しいフリーランサーに向けてアドバイスはありますか?
私の最大のアドバイスは、個人的なプロジェクトのために働くということです。
この考え方を持っておくことで、新しいものを学ぶための好奇心や新しいスキルの必要性を感じることができます。
仕事に飽きてしまったら、仕事以外のことに目を向けることで仕事を続けるためのエネルギーを補充することができます。
長所を伸ばすためにインターネットを活用しましょう。ずっとSNSを見るのは避けた方がいいです。タイムラインを眺めたりTikTokを開く代わりに、新しいことを学んだりして将来の計画のために時間を使いましょう。
最後に、あなたと同様のレベルにいる知り合いを持っておくことを忘れないでください。将来の目標や仕事を共有できる知り合いや友人を持つことをお勧めします。私はいつも彼らに助けられています。