現地の生活を楽しみながらクライアントの役に立つ。これこそWin-Winです
はじめまして。オーストラリア・メルボルンに住んで4年半になるYumiです。ナチュロパス(自然療法士)のAdvance diplomaの資格を取りましたが、さらに知識を深めたいと現在bachelor(日本での学士)に編入して自然療法、ホリスティック医療について学んでいます。ナチュロパシーはオーストラリアを含め、欧米ではかなりメジャーな学問で、オーガニックスーパーや薬局にはだいたい常駐していますし、病院でお手伝いをするナチュロパスもいます。
中国からオーストラリアへ
日本で大学を卒業後、男女雇用機会均等法2期生として金属メーカーで海外営業部に入り、その後結婚と同時に中国の上海に渡りました。夫の駐在についていったのです。当時は中国が大躍進を遂げる真只中で、日々変わりゆく街並みに驚きと興奮を感じていました。政府に統制されているようなイメージの強かった中国人がみな個性的で、発想が自由で、何とか方法を考えてなんでもやってしまうことには本当に感心しました。
私は中国で中国語を学び、のちに通訳養成学校にも通って通訳としての仕事をする一方で、日本語で中国の情報を発信するウェブサイトを運営する会社でも働きました。2010年には上海事務所の所長として上海万博をメインに日中の人々が交流するための様々なイベントにかかわりました。その後会議通訳や同時通訳を経て、字幕翻訳家に転向しました。字幕翻訳の会社に所属した際には大連事務所の所長を務めていました。
その後亡夫との思い出の地でもあり、自然あふれる英語圏の街、ということであこがれだったメルボルンにわたりました。
何のつてもないメルボルンに行く決心をした時にも、フリーで翻訳・通訳ができるという自信がどこかで後押ししてくれたのだと思います。
メルボルンでの生活
中国は人口の多い国なのでどんな時間でも外へ行くとだいたい人がいます。ところがメルボルンに来た当初は、通りに出ても誰にも会わないこともあり、寂しくて仕方がなかったものです。でも今やすっかりメルボルンに慣れ、すれ違う人の笑顔、鳥の歌声、大自然のすばらしさに日々幸せを感じています。
メルボルンは多くの日本人がイメージする「ワンダーランド」とは少し違い、カフェ、アート、そしてワインの街だと思います。1年の半分くらいは冬と言う感じで、どんより雨降りの時も多いです。そして大自然というよりヨーロッパの郊外の町と言う感じで、オフィス、学校、病院、様々なサロンも多いです。
他の国同様、オーストラリアにも中国人コミュニティはたくさんあるので、中国語はいろいろな場面で役に立ちます。特にまだ英語がままならなかった時は中国語で買い物や食事を済ませられることも多かったです。
現在大学には週に3日ほど通っていますが、宿題や毎日の予習復習に追われ、日本で過ごした大学時代とはだいぶ違うと痛感しています。でも、人間の体の不思議を学び、自然療法のすばらしさを学ぶことに毎日悦びを感じています。また、空いている時間や長期休暇中には、占星術のセッションやセミナーも開催しています。中国語の翻訳を引き受けることもあります
ワークシフトとの出会い
ワークシフトは友人の紹介で登録しましたが、都合の良い時間に、自分の能力を生かせる仕事を選択できるのでとても良いシステムだと思いました。また、日本からの海外送金は面倒ですが、ワークシフトを利用するとPayPalなどで入金していただけるのでこれも便利です。
日本のクライアント様は皆さん礼儀正しく、約束を守ってくださるため大変ありがたく思っています。無理な注文をされたこともなく、メルボルンの街をご案内する仕事で
は一緒に新しい発見をさせていただきました。
また場所を選ばずにできる翻訳の仕事も魅力的です。自分で隙間時間にうまく作業時間を割り振れば、一日を有効に活用することができます
最後にひとこと
フリーランスは収入が安定しませんが、いろいろな分野に挑戦できること、空いている時間は自分のブラッシュアップに使えることが私はとても気に入っています。
これからもメルボルンやオーストラリアの生活を楽しみつつ、日本のクライアント様のお役に立てれば、これこそウィンウィンだなあと考えています。