最近世界で新たな働き方としてクラウドソーシングが注目を浴びている。企業は直接フリーランサーに依頼する事で従来の中間コストを削減し、業務効率を上げることができ、中小企業から大企業、市町村に到るまで様々なビジネスシーンで利用されてきていると言える。
日本で浸透してない”フリーランサー”という働き方
それでは日本においてフリーランサーとして働く人はどうであろうか。一般にクラウドソーシングは主婦や高齢者世代が自宅で簡単にお小遣い稼ぎをすることにフォーカスされて報道されている。
しかし、海外では平日に働いている人が土日に自分のスキルを活かして仕事をするなど広く使われおり、中にはフリーランサーとしての仕事だけで生計を立てる人もいるなど、自分のスキルを企業に売り込む方法にもなっている。
以下は日本と海外のフリーランサーの違いをまとめたものである。
これを見ても分かるように日本においてフリーランサーとして働く事は難しい。兼業が禁止されているというのも大きな一員だろうが、終身雇用制の日本においてはどこかしら1つの企業に属して働く方が安定という考え方があるからだろう。
スキルを磨かないと生き残れない時代に!?
しかしながら、近年世の中の動きが激しくなり昔の日本のように大企業も然りこの企業に入ったからには一生安泰と言うのはなくなってきている。そのように考えると、フリーランサーとして働く事も念頭に常日頃から何かしらのスキル磨きに努めることが得策であろう。その上でクラウドソーシングを利用して自らのスキルを世界に売り込みにいくべきである。また、日本政府としてもそのような働き方の柔軟性を後押しするような基盤づくりや政策を押し進める必要がある。
以上、日本におけるフリーランサーという視点から課題を述べてきた。年々働き方が多様化している時代である。これらが実現できれば、全世界の企業が自分の取引相手になる日は近いと言えるのではないか。