英語翻訳の需要は、クラウドソーシングを通して外注されることが多くなってきております。
翻訳企業・クラウドソーシングサイトへの外注をかけることにより、
◆時間を節約
◆自社のリソースを有効に活用
◆用語・表記の統一
◆用語集の作成
◆レイアウトやスタイルの調整が可能
というメリットを見出すことができます。
クラウドソーシングサイトを利用する機会が多い業種として、、、
■ ブログコンテンツ
更新頻度が高いため、専門の翻訳会社に委託すると費用がかさんでしまう。
どちらかというと品質よりもスピード重視
■ ネット速報
報道関係は、常に新しいスクープをどこよりもいち早く掲載することが重要。
などが挙げられるのではないでしょうか。
どちらも「スピード」を重要視しており、不特定多数のエンドユーザが利用されており
常に最新な情報を24時間オンライン状態で提示しなくてはいけません。
ここで、翻訳企業とクラウドソーシングサイトで、同じ文字数を依頼した場合の違いについて下記になります。
オフライン | オンライン | |
翻訳依頼単語数 | 10,000文字 | 10,000文字 |
必要日数 | 10日前後 | 1日以内 |
見積もり料金 | 23,000円前後 | 50,000円前後 |
※料金、日数は外注企業によって異なります。
一目瞭然、クラウドソーシングでより早く低コストで抑えることが可能となっております。
各クラウドソーシングサイトには、約20,000~40,000人前後と言われており、
タイミングが合えば最初の予定納期より早く納期されることもあります。
では、全てクラウドソーシングサイトが勝っているのか?
というと、そういうことでもありません。
例えば、ある一定の案件を継続的に翻訳していく必要があるのであれば、
翻訳企業の方が利便性が高いかと思われます。
この理由として、「長期的」に同じ内容の案件を依頼するということは、
データ・専門用語共に膨大な量となることでしょう。それゆえ、一度、提携した
企業であれば、毎回、詳細を伝えることなく阿吽の呼吸で仕事の段取りができます。
また、価格帯も長期契約の大量なデータとなればディスカウントがある確立は非常に
高いかと思われます。
よって、仕事の内容、量などによってクラウドソーシング / 翻訳企業のどちらかを
自分で選ぶことも大切になります。
ここで双方共に大切なことが、外注をするにあたって下記7点あります。
こちらは、是非ともおさえておいてほしい点になります。
1,翻訳の精度(クオリティ)
「翻訳文書の用途」や「対象者」を明確に伝える
2,専門用語の正確さ
用語の正確性を指示する
3,訳文の自然さ
「翻訳文書の用途」やお客様の基準を伝える
4,校正
校正工程の有無
5,入稿形式
プレーンなテキストファイル(「.txt」のファイル)かその他か。
6,納期
いつまでに必要か
7,参考資料
社内用語集、過去の翻訳データ、その他参考資料など、翻訳にあたって参考となる資料の共有
以上になります。
現段階では、まだまだ未成熟な業態な翻訳クラウドソーシング。
しかしながら、少子高齢化、外国人の受入、世界のインフラ整備などにより
公用語の英語を筆頭に主要言語及びニッチ言語まで到る言語の翻訳が必要となり、
更なる成長が見越せる業態となることは、確実でしょう。