2005年のチャイナプラスや2014年のタイの大洪水など自然現象により、
主要都市にある企業がベトナムに移転よく見受けられています。
また、公共機関においても、2011年ダナン国際空港の新ターミナルが日本の協力により完成したり
ベトナムを南北に貫く国道1号線や統一鉄道、そしてミャンマーまで続く東西経済回廊が開通したりしたことにより他国からのオフショア開発の海外企業をメインに受入体制も整ってきております。
2014年現在、ベトナムの進出日系企業数は2,000社を超えており、現在ベトナムには日本企業による投資の「第3次ブーム」ともいわれております。
このような経済背景があり、クラウドソーシング翻訳部門(サイト)でもベトナム語への翻訳依頼が
増えてきております。
経済成長により一部の富裕層は、両親、子供ともに大学卒の学歴の人間が増えてきており、英語でのやり取りが可能となってきております。
日本でも英語以外のベトナム語などニッチ言語がビジネスレベル以上で話せる人材求人率が全体の2.08%と年々上昇してきております。
しかしながら、ネイティブ言語レベルか。。といわれるとこのレベルまで達している人は少ないでしょう。
では、クラウドワーカーとしてはどうなのでしょうか。
残念ながら、まだフリーランサーとしての需要は低いようです。
原因として、国民性や報酬額が影響しております。
Vietfreelance.vn(ベトナムサイト) 50.000-200.000ドン($2.5-$10)
oDesk 110.000-220.000ドン($5.5-$11.2)
これは、翻訳を依頼した場合の報酬額です。
ベトナムの平均所得が、月額$415~$383ドルに比べるとかなり割安であることがわかります。
そのため、翻訳を受注されるフリーランサーは、ベトナム人ではなく他国のネイティブレベルのフリーランサーが
利用することが多い傾向にあります。
まだタイやインドなどのアジア諸国に比べフリーランサーとしての仕事をするには、
厳しい報酬金額ではありますが、経済成長から予測される限りでは、今後も翻訳をはじめ
IT関連のクラウドソーーシング事業は発展し、報酬金額もあがってくることは間違いないでしょう。
ニッチ産業ではありますが、もし興味がある人は、今からでも言語習得に取り掛かかってみてはいかがでしょうか。