他法人様の調査になりますが、クラウドソーシングを依頼側として利用するクライアントに対してのクラウドソーシング調査が行われました。
中小企業の課題から見るクラウドソーシングの可能性
現場の約9割の社員が
「事務処理などの雑務で本質的な業務に集中できていない」
と感じており、さらに約7割が
「1日30分以上3時間未満も無駄になっている」
と感じているという結果が出ました。
つまり、クラウドソーシングに依頼する仕事の種類として事務処理系の作業への需要が多くなることが予想されます。
クライアントから人気の依頼業務は?
事務処理系の中でも依頼したい事務作業の 1 位は「エクセルやWordの資料作成」、2 位は「請求書作成・営業資料作成 などの営業事務作業」、3 位は「データ収集・資料化の事務作業」となり、汎用性の高い資料作成が人気でした。これらの業務は、重要だけれども、他の人に頼みたい、他の人でもできる業務だということが言えそうです。また、これらの業務の特徴としてはオンラインデータのやりとりで完結できます。他人に任せられるところは任せて、専門的な知識のいる業務に重点的に取りかかって業績アップに繋げたいというのがクライアントの本音のようです。
日本語、英語に関わらず、クラウドソーシングにおける需要としては以上のような業務が今後も中心になり続けることも考えられます。つまり、資料作成系の業務など、パソコンを使った作業系の業務が大事だと言えます。そして、これらの業務はなくなることは考えにくい業務でもあります。
クラウドソーシングでは、フリーランスの能力が高ければその能力に見合った仕事を受注することが可能です。事務処理系に特化してスキルを磨くことができ、仕事の受注と納品を通して信頼を得ることが出来れば、クラウドソーシングサービスの中での評価や信頼を得ることができます。
仕事を依頼したいフリーランスの条件
さらにクライアント視点からの「事務系業務」を依頼したい人材の条件は、
1位「納品実績や納品能力認定などで保障された人」
2 位「やり取りの文章が丁寧な人」
3 位「やり取りがスピーディーな人」
という結果になりました。多くの仕事を受注できるような信頼を得るためにはまずサービス内で仕事を納品して依頼に対する評価を蓄積されることが重要です。また2位,3位はコミュニケーションに関する条件です。オンライン上で顔が見えないからこそ、オフラインのやりとりよりも相手のことを配慮できる方が好印象なようです。
また、おそらく以上の1位から3位の条件はクラウドソーシングで働いているかどうかに関わらず、あらゆるビジネス局面で求めれる条件のため、クラウドソーシングでのやりとりもオフラインの仕事のやりとりを想定してコミュニケーションを図っていくことが重要です。
クラウドソーシングをフリーランスとして利用するにあたってはこれらのクライアントの要求に丁寧に答えられることが、安定した仕事受注に繋がると考えてよいでしょう。
以上、クラウドソーシングで業務を依頼したくなるフリーランスの条件を、クライアント視点からまとめてみました。受注をアップして、クラウドソーシングライフを充実させるためにご利用いただければと思います。