リサーチ2015/03/05
外国人フリーランスに関する利用調査
今回、外国人フリーランスがどのようにワークシフトに登録し、活用しているかを調査しました。調査は、Googleが無料で提供しているアンケート・フォームを活用し、ワークシフトに登録しているフリーランスに1件200円で仕事依頼をする形式でおこないました。予想以上に回答が集まりましたので、今回その中で特に興味深かったことについてまとめてみます。
クライアントの皆様でも、アンケート調査をご検討している方は、このGoogleアンケート・フォームを活用すると便利に集計することができますので、ご活用してみて下さい。
http://www.google.co.jp/intl/ja/forms/about/
「76%の人が毎日ログインしている!」
まず初めにどれくらいの頻度でサイトにログインしているかについてです。
この結果をみると、実に76%の人が毎日ログインしている事がわかりました。多くの海外ユーザーが毎日仕事を探しにサイトを訪れており、日本の企業と働く事に非常に前向きに考えていることが分かります。またコメントでは、もっと仕事を出して欲しいという声も多く、彼らの熱意を感じることができます。
世界79ヶ国、12,000人以上のフリーランスが、あなたの仕事依頼を待っています。
「SNS」でワークシフトの存在を知る
次にどのようにしてサイトを知ったかについての質問です。
この結果からSNSで存在を知った人が約65%いることがわかります。そして、30%の人が自らウェブサーチをしてサイトにたどり着いているということに驚きです。日本企業と働きたいと思い、そのように検索にかけている人が一定数入ってくるというのはクラウドソーシングを使って外国人へ仕事依頼をする上で非常に重要になってきます。
弊社ワークシフトは、FBで65,000以上の「いいね!」を獲得しており、裏を返せば海外のフリーランスにとって「日本のクラウドソーシングと言えばワークシフト」という理解が進んでいるのかもしれません。
次に自動翻訳機能について聞いてみました。
次に自動翻訳機能について聞いてみました。
71%の人が自動翻訳機能を利用し、その全員が普通以上の評価をしてくれています。通常、日本語で仕事の依頼を入力すると外国人には伝わらないと思われがちですが、実際のところ、海外のユーザーは翻訳機能を積極的に利用し、提案内容の理解に努めていることがわかります。
「翻訳ツールでは伝わらないよ」と言うご意見もありますが、サイト内では「何の仕事(どんなスキル)」を「いつまでに」「いくらで」依頼したいかしっかり多言語対応されています。詳細部分のニュアンスを外国人は翻訳ツールに頼って理解しようとしているようです。
「外国人は自分で考え仕事を完了させる」
また、メッセージ機能について聞いてみたところ、「多くのやり取りを交わしたことが無い」という結果が出てきました。弊社自身が仕事を依頼した経験からも言えるように、外国人は日本人と違い「ここはどうした方がいいか」など仕事をしていく上で細かいやり取りをあまりしない傾向にある事が分かりました。指示を仰ぐ前に自分で考え、仕事を完了させ、そこから修正していく傾向があります。これは仕事の成果物が非常に早く提出されるというメリットもありますが、裏を返せばこちらで予めしっかりとした指示を出さないと、思っていた内容と違う物が出来上がる可能性があります。
このような外国人特有の仕事への取り組み方を理解し、うまく活用することができれば、非常に早く成果物を得ることができます。
「依頼者側の具体的な指示が重要」
以上フリーランスの皆様から頂いたアンケートをもとに書いてきましたが、総じて外国人フリーランスは日本と働くことについて前向きであり、仕事を獲得する意欲は高いということが伺えました。逆に仕事を依頼する時は依頼者側がしっかりと指示を伝えないと、思っていたものと違う成果物になる可能性があります。そのため、依頼者側はその点を踏まえながら、具体的な提案をする必要があるように感じました。例えば、やって欲しい業務をエクセルやパワーポイントにまとめ、そこに記入してもらえば業務が完了するようなフォーマットです。
ワークシフトのサービス内でも、「仕事依頼の便利なフォーマット集」を立ち上げました。よく依頼される仕事をエクセル形式にまとめましたので、基本事項を記入し、仕事依頼時に添付してご利用ください。
https://workshift-sol.com/lp/view/1
このように、外国人の仕事スタイルを理解することで、より効率的に業務を完了することができるはずです。当然、個別の能力差も大きく影響しますが、ある程度、文化の違いを受け入れる事も大切かと思います。