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今回は、日本と海外のクラウドソーシングサイトの利用実態を比較することで、今後の日本のクラウドソーシングが進む方向性について考察してみたいと思います。

現在、日本でクラウドソーシングというと、時間を持て余す主婦層などが、家事の合間に自宅で単純作業を受注し、報酬を得るというイメージが強いのではないでしょうか。図1は日本のクラウドソーシングサイトで受注される仕事の割合を示しています。これを見ると、ライティングや事務アシスタントのような、それほど高いスキルを必要としない仕事が約6割を占めていることが分かります。先ほど述べたイメージはどうやら間違ってはいないようです。一方で、3割ほどはデザインやウェブ関連の仕事が占め、日本でも高いスキルを必要とする仕事が、クラウドソーシングを通して受発注され始めていることが分かります。

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では、海外の状況はどうなのでしょう。図2は海外のクラウドソーシングサイトで依頼される主な仕事の割合を示しています。これを見てみると、海外ではウェブ関連やマーケティング関連など、高度なスキルを持つ仕事が多く求められており、事務アシスタントのような単純作業の割合は非常に低いことが見てとれます。特に、日本では上位にくることがなかったマーケティング関連の仕事が、海外では第三位にランクインしているところは、特徴的な違いであるといえるでしょう。

もちろん、依頼されたすべての仕事が受注されるわけではないので、この2つの図を単純に比較することはできません。ここで、次の図をみてみましょう。

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これを見ると、日本のクラウドソーシングにおいて、発注者側は受注者の仕事の質に対し大きな懸念を抱いていることがわかります。つまり、優秀なフリーランスが増え、ある程度の仕事の質が担保されるようになれば、日本でも海外のように高いスキルを必要とする仕事が取引される可能性は非常に高いといえます。では、日本において、高いスキルを持つフリーランスがまだ少ない原因はどこにあるのでしょう。

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これを見れば、優秀な日本の人材を確保するために、仕事単価の低さ、仕事の安定性が大きなネックになっていることがわかります。

発注者側は受注者の質に疑念を抱いているため、単価の安い簡単な仕事を中心に発注する。受注者側は、単価が低く、安定性の低い仕事では生計をたてることが難しいため、優秀な人材がクラウドソーシング業界に流入しない。このような構造を打破するには何が必要なのでしょうか。

仕事がないところには、優秀な人材は集まりません。まずは日本企業に、クラウドソーシングに対する信頼を持ってもらうことが必要です。日本の企業と海外に散在する優秀なフリーランスをつなぎ、日本のクラウドソーシング業界に風穴をあけることで、クラウドソーシングで委託される仕事は増えてくるでしょう。そうすれば、クラウドソーシングによって生計をたてる優秀な人材は自ずと増えてくるはずです。そこに日本のクラウドソーシングの未来がある。そのように私たちは考えています。

【参考文献】

図1. 中小企業庁委託「日本のクラウドソーシングの利用実態に関する調査」(2013年12月, (株)ワイズスタッフ)をもとに作成
図2. Elanceレポートをもとに作成

中小企業庁 中小企業白書(2015/2/19 アクセス)





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