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terumitsuazuma
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- 最終ログイン : 2025-05-28
- 登録日 : 2025-05-28
職歴
詳細
和昌實業有限公司
海外事業部/研究技術支援
2025/02~
1. 特許内容整理及びデータ分析
2. 日本市場開発と市場分析
Glyconex株式会社
製造部門/ダウンストリームプロセスエンジニア II
2024/10~ 2025/01
製造部のProcess Engineerに携わり、タンパク質の特性に応じた精製プロセスの設計と最適化を担当しました。各タンパク質は異なる性質と課題を持つため、効率的かつ再現性の高い精製プロセスを構築することが求められます。そのため、以下の業務を実施しました。
1. 精製条件の討論とプロセスの試験条件調査
(1) システム的な精製条件の検討
(2) Affinity Chromatography(親和クロマトグラフィー)を用いた初期精製
(3) Ion-exchange Chromatography(イオン交換クロマトグラフィー:CEX, AEX)による不純物除去
(4) Multimodal Chromatography(多機能クロマトグラフィー)による収率・純度の向上
など
2. 製程スケールアップと技術移転
(1) 精製プロセスの試験参加とスケール依存性の評価
3. 製品品質の評価とプロセス改善
(1) HPLC、SDS-PAGE、Western Blot、ELISA などを用いた精製タンパク質の品質評価
(2) 不純物プロファイルの分析と工程改善
このように、私は製造部のProcess Engineerにおいて、精製プロセスの最適化・スケールアップをなどの検討をし、高品質なタンパク質製造の実現の前進となりました。
Bioguard株式会社
研究開発職研究員 兼 技術支援経理
2023/09~ 2024/09
【研究開発職研究員】
1. 抗生物質感受性試験(AST: Antibiotic Susceptibility Test)
細菌が特定の抗生物質に対してどの程度感受性(効果があるか)を持つかを測定するための検査機器および専用カセットの設計・開発・試作を担当。
このプロジェクトでは、微生物学的手法を用いた評価方法の確立に加えて、正確な薬剤濃度制御や検出精度の向上を目指したシステム設計を行いました。また、試作機による実験や改良を繰り返し、データの再現性や臨床適合性を検証しました。
2. 化学発光免疫測定法(CLIA: Chemiluminescence Immunoassay)
化学発光物質で標識された抗体を用いて、特定の生体分子(抗原・抗体など)を高感度で検出する装置の設計・開発を担当。
この業務では、発光反応の光量を高精度で測定するための光学系・検出系の構築、並びに抗体・標識試薬の選定・最適化を行いました。高い特異性と感度を両立するため、免疫反応の条件検討やサンプルマトリックスに対する干渉評価なども実施しました。
3. 動物疾病の迅速検査(簡易診断)キット開発
家畜やペットなどの動物における感染症や疾病の迅速診断を目的とした、簡易検査キットの開発に従事。
主に免疫クロマトグラフィー法(ラテラルフローアッセイ)を基盤としたキットの試作・改良を行い、ターゲット抗原に対応する抗体のスクリーニングや、感度・特異性の評価、試料採取から判定までの操作性改善などを担当しました。現場での使いやすさや保存安定性にも配慮した設計を実施。
4. タンパク質の発現、精製、設計の経験
遺伝子工学的手法を用いて、目的とするタンパク質の設計(構造改変やタグ付加)、発現系の構築(大腸菌、哺乳類細胞など)、および発現後の精製(アフィニティクロマトグラフィーやゲルろ過など)を実施。
得られたタンパク質の活性評価や安定性試験も行い、医療用診断試薬や抗原・抗体試薬としての応用も視野に入れた機能検証を行いました。実験スケールからスケールアップに至るまで一貫したプロセス設計の経験があります。
【技術支援経理】
【担当業務】
1. 日本獣医市場の開拓
2. 日本獣医師との交渉
3. 共立製薬との交渉と契約
4. 日本顧客来訪時同時通訳担当
【業務スタイル】新規顧客100%
【担当地域】日本(東京/埼玉/大阪など)
【成果】
日本獣医師、及び日本企業向けにBIoguard株式会社が取扱商品を説明。直近では、国際中獣医学院日本校の獣医師から連絡があり、縁があって台湾にて交流し、現在流行している動物の病気をはじめ、市場などを協議。高評価を得て、共立製薬と交渉し契約を最終的に交わしました。
国立台湾大学生醫電子與資訊學研究所
ポスドク研究員
2023/02~ 2023/07
【担当業務】
1. 超音波と光学技術を融合させた臨床診断技術の研究・開発
2. 修士・博士課程の大学院生に対する研究指導
【業務内容(詳細)】
本業務では、高分解能で表面構造や生化学的情報の取得に優れる光学技術と、生体深部の観察に適した超音波技術のそれぞれの特長を活かし、両者を組み合わせた次世代の診断技術の研究開発に取り組みました。
光学イメージング(例えば光干渉断層撮影やラマン分光など)は、細胞レベルの組織観察や分子マーカーの可視化に有用ですが、散乱の影響により深部までの観察が困難という課題があります。一方、超音波は生体内の比較的深部まで非侵襲に観察できるものの、分解能や生化学情報の取得には限界があります。
そのため、本研究開発では、
• 光学・超音波のハイブリッドイメージング装置の構築
• 新たな診断アルゴリズムの設計と臨床応用に向けた検証
• がんや炎症性疾患などを対象とした、早期診断・個別化医療への応用の可能性の検討
• 手術支援におけるリアルタイムモニタリングの実現性評価
などを主な課題として取り組みました。
また、これらの研究成果を実用化に向けてどのようにステップを踏んで進めていくか、ロードマップの策定に関するディスカッションや戦略的計画立案にも参画しました。
さらに、上記の研究活動と並行して、修士・博士課程の学生に対する研究指導も行いました。具体的には、
• 実験設計やデータ解析手法の指導
• 学会発表や論文執筆のサポート
• 研究進捗のレビューとフィードバック提供
などを通じて、次世代の研究者育成にも貢献しました。
学歴
詳細
国立台湾大学 大学院理学院研究科物理学専攻博士課程
2016/09~ 2022/06
【担当業務】
ナノスケール、マイクロスケールの温度センサーの研究開発及び論文の執筆
【業務内容】
蛍光ナノダイヤモンド、金ナノ粒子、および着色ラテックスビーズを使用した温度測定方法に焦点を当てる。
蛍光ナノダイヤモンドは細胞内での温度と機能の関係を理解するためのナノスケールの温度センサーとして注目される。研究にて薄膜に蛍光ナノダイヤモンドを組み込んだ温度センサーの開発を行う。
金ナノ粒子と着色ラテックスビーズは標識として利用され、COVID-19抗原検査などのラテラルフローイムノアッセイで使用。これらの技術は、高い感度と実用性を持ち、様々な温度測定及び感度改善に応用できる可能性を示唆。
【実績】
1. Yuen Yung Hui, Oliver Y. Chen, Terumitsu Azuma, Be-Ming Chang, Feng-Jen Hsieh, and Huan-Cheng Chang; All-Optical Thermometry with Nitrogen-Vacancy Centers in Nanodiamond-Embedded Polymer Films; J. Phys. Chem. C, 123, 24, 15366–15374 (2019)
2. Terumitsu Azuma, Yuen Yung Hui, Oliver Y. Chen, Yuh-Lin Wang & Huan-Cheng Chang; Thermometric lateral flow immunoassay with colored latex beads as reporters for COVID-19 testing; Nature Scientific Reports, 12, Article number: 3905 (2022)
3. Yuen Yung Hui, Yi-Xiu Tang, Terumitsu Azuma, Hsin-Hung Lin, Fang-Zhen Liao, Qing-Ying Chen, Jen-Hwa Kuo, Yuh-Lin Wang, Huan-Cheng Chang; Design and implementation of a low-cost portable reader for thermometric lateral flow immunoassay; JCCS, volume 69, issue 8, 1356-1365 (2022)
4. Teng-I Yang, Terumitsu Azuma, Yu-Wen Huang, Yuen Yung Hui, Cheng-Tien Chiang, Huan-Cheng Chang; Stimulated emission cross sections and temperature-dependent spectral shifts of neutral nitrogen-vacancy centers in diamonds; JCCS, volume 70, issue 3, 451-459 (2022)
※全て論文は第一筆者である。
【成果】
1.蛍光ナノダイヤモンドを利用した温度測定研究
蛍光ナノダイヤモンドを利用したナノスケール温度センサーの温度依存性及び安定性に成功。癌医療応用に結びつく可能性を示唆。この成果はACS Publications, Journal of Physical Chemistry Cにて掲載される。
2. 金ナノ粒子/着色ラテックスビーズを利用した温度測定研究
金ナノ粒子と着色ラテックスビーズを標識として用いたラテラルフローイムノアッセイが行われました。理論計算ソフトウェアCOMSOLを使用して熱拡散のシミュレーションモデルを構築し検証したと同時に実験にて熱拡散と標識の対熱特性を研究。また、レーザーを使用した光熱感知測定機器を確立し、最終的にはCOVID-19抗原検査キットの新しい診断法としてNature, Scientific Reportsに論文が発表され、さまざまな分野の人々に知識と情報を提供。
国立台湾師範大学 大学院理学院研究科物理学専攻修士課程
2013/09~ 2016/06
修士課程では、「異なる濃度のアクアオリンにおける生物発光の絶対量測定」というテーマで研究を行いました。水母(クラゲ)の発光に関する研究は1960年代に下村脩博士によって始まり、彼は水母の傘の縁から発せられる青白い光が刺激によって緑色に変化することに注目しました。その後の研究で、カルシウムイオンの存在により発光するタンパク質「アクアオリン(aequorin)」が発見され、医療、臨床検査、環境分析、食品安全など多様な分野への応用が進んでいます。
本研究では、アクアオリンの濃度を変化させた条件下で、生物発光の絶対量を定量的に測定し、量子収率(発光効率)への影響を評価しました。加えて、発光の指数減衰や、光子エネルギーのガウス分布、分光器を通過する際の波長による屈折率の違いなど、光学的特性が測定精度に与える影響についても理論および実験の両面から検討しました。
その結果、アクアオリンの濃度と発光量の関係性を明確にし、測定における主な誤差要因をモデル化することに成功しました。さらに、スペクトル分布と検出効率に基づく解析を導入することで、発光強度測定の精度向上にも寄与しました。
これらの成果は、生体センシングや高感度な診断技術の開発における基盤となるものであり、今後のバイオテクノロジー分野において、アクアオリンを用いた新たな応用の可能性を示すものと考えています。







