<訪日客、2割増の1375万人=消費は初の2兆円超え>
2017年上半期の訪日外国人数は5年連続で過去最高を更新しました。
格安航空会社(LCC)の増便などが背景となり、前年同期比17.4%増の1375万7300人を記録しており、観光庁も下半期へ向けて意気込んでいます。
(出典:時事通信社)
国・地域別の訪日客数ランキングは韓国、中国、台湾と引き続き東アジア諸国が上位を占めています。また、訪日客数の伸び率でいえば韓国が42.5%増、香港が24.8%増と大きな増加率を見せており、中国、台湾、アメリカといった消費額の多い国々も昨年比で訪日客数が伸びています。
観光庁が発表した訪日外国人消費動向調査(速報値)によると、宿泊や飲食、買い物などで使った旅行消費額は上半期累計で初めて2兆円を突破しました。一人当たりの支出額は前年同期に比べて減少していますが、四半期ベースで見ると中国人観光客による「爆買い」が続いていた時期を上回る最高額を更新しています。つまり、小さな消費が積み重なることで総額を押し上げる形となっているのです。
2019年のラグビーW杯、2020年の東京五輪に向けてインバウンド需要が引き続き増加することが予想されます。訪日観光客数全体の伸びの裏で、一人当たりの消費額減少という動向を踏まえたうえでビジネス戦略を練る必要があるでしょう。
出典:(http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071900785&g=eco)
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